Message from Founder

 

原点は経営者だった父の背中 周囲がどれだけ反対しようが貫き続けた 中小企業の経営者、志高いベンチャー企業と共に歩む覚悟

 
Q. ソウルドアウトの設立について、経緯を簡単に教えてください。
2000年に、Web広告代理店のオプト(現:株式会社デジタルホールディングス)に中途で入社しました。それから入社10年目の節目の年に、ずっとやりたかった「中小・ベンチャー企業向けに特化した支援事業を行なう良い機会だ」と考えて、新規事業をやりたい、と社内で手を挙げたんです。その企画が形になり、オプトからスピンアウトする形で、ソウルドアウトを設立しました。
 
Q. 「中小・ベンチャー企業を支援したかった」とのことでしたが、特化した理由は何でしょうか?
一つ目は親の背中。二つ目は自分の起業体験。三つ目は、オプトでの経験です。
一つ目の「親の背中」とは、中小企業の社長であった父のことです。父の会社が10歳の時に倒産し、借金取りが家に来るたびに部屋を暗くして、こたつに潜って帰るのをじっと待つような生活をしていました。今でも父のことは尊敬しているのですが、この時、経営者になるぞと心に誓いました。
 
二つ目は大阪の街で起業した経験です。大学卒業後、夢と希望にあふれて起業したものの、もちろん経営力がある訳もなく、失敗して借金を背負ってしまいました。周囲に「上手くいくわけがない!」と言われていたこともあり、とても悔しかったですね。
 
三つ目のオプトでの経験は大きいです。僕がオプトに入社した2000年頃は、世の中ではまだまだWeb広告への興味が薄く、オプトの知名度も低かったので、リスクを背負って先頭を走るような勢いのある中小・ベンチャー企業がメインのお客様でした。一緒に成長していく感覚があり、即断即決で新しいことに挑戦していくやり取りも、刺激的で楽しかった記憶があります。このときはすごく楽しかったですね。オプトの事業規模も大きくなり、大企業との取引が多くなってきた中で、やっぱり「中小・ベンチャー企業のために何かしたい」という想いが強くなっていきました。
中小企業の家に生まれ、自らも中小企業経営をしていた経験から、経営者の皆さんの苦労は心から理解できますし、「ソウルドアウトのビジネスこそ自分の使命」だと思っています。
 

事業が拡大しても、全国に営業拠点を広げても変わらぬ「社会に対して貢献する気持ち」

Q. ソウルドアウトで大事にしていることを教えてください。
パーパスである「挑戦者の大志に寄り添い、事業発展を実現させること」です。つまり、「ソウルドアウトは何のために存在するのか」「社会に対してどう貢献していくのか」という想いを大事にしています。似たようなものにビジョンがあるのですが、ビジョンは「俺は〇〇になるぞ!」というように、主語が自分になります。それはそれで大切なのですが、パーパスの方が「中小・ベンチャー企業に貢献したい」という思いがにじみ出ている感じがして、個人的には好きです。
 
このパーパスがあるからこそ、設立以来変わらぬ想いで中小・ベンチャー企業を支援し続けることができました。主要都市だけでなく全国20拠点にまで拡大し、システム開発や人材派遣など支援の幅を広げることもできています。
 
あと、ソウルドアウトには「8SOULs(エイトソウルズ)」というバリューがあります。実はこの8SOULs、メンバーが「ソウルドアウトが、一人ひとりの社員が、どうあるべきか、どうありたいか」を考えて形にしてくれたものなんです。最初に見たときは驚きましたね。僕の持つ価値観と非常に近くて。「皆、最高だぜ!」って感動しました(笑)。
仲間が増えても、事業が広がっても根底では同じ想いで繋がっている。そこに「ソウルドアウトらしさ」がにじみ出ていると思いますね。
 
 

仲間は最高の財産 同じ想いを持った仲間と共にソウルドアウトの文化を創り上げたい

 
Q. ソウルドアウトへの入社を検討している人へメッセージをお願いします!
ソウルドアウトには、いくつかの変革期がありました。立上げ成長期、新卒採用拡大期、連結経営実践期、大企業連携期、上場準備期、ダブル代表期、カンパニー制度……。設立以来ずっと理念とミッションを社内外で語り続けています。今では更にブラッシュアップしてパーパスをあちこちで語っています。
 
どの時期でも掲げた理念を遂行すべく動くものの、全然たどり着かないし、失敗ばかりでした。そうやって進化しようとすれば、「成長痛(グローイングペイン)」は付いて回るものです。失敗ばかりで傷だらけ。そんな成長痛を感じながら、これまで何事にも愚直に取り組んできました。成長痛は前進している証拠でもあるので、めでたいことだと思うんです。
僕が鈍感だということもありますが(笑) 仲間との鉄の結束もあって、何が起きてもしぶとく前進して乗り越えてきました。
 
仲間は最高の財産です。お金ももちろん財産ですが、ベンチャー企業の最大の醍醐味は、市場を創造したという開拓経験と、理念で繋がる最高の仲間が得られること。これはとても大きな財産だと思います。正直、「恥ずかしげもなくキレイごとを言う」というのはトップの特権なんですよ。でも、特に今の時代は「共感で仲間を募る時代だ」と思っています。会社のブランドや給与、安定だけではなく、「意義」を基軸にして仕事を選ぶ人が増えていると感じています。だから、理念やミッション、パーパスを語ることは、仲間を募るために非常に重要なんです。理念に共感してもらい、メンバーとしてソウルドアウトの文化を共に創り上げる。理念と文化を土台に、仲間と飛躍を誓い合い、事業に邁進する。そして、中小・ベンチャー企業が元気になる。これほど嬉しいことはないですね。