努力の積み重ねで日々成長を続けるエンジニアこれまで培った技術で「地方創生」を成し遂げたい

 

清水 貴弘

Shimizu Takahiro
SOTechnologies株式会社 所属部署名

Profile
2013年にサイバーエージェント、フリーのエンジニア、メイキップ社の取締役CTOを経て、2019年にSOTechnologies株式会社に参画。エンジニアの責任者として、AG-Boost事業本部の部長に就任。現在は広告代理店向けのサービス支援に従事している。
SOTechnologiesのエンジニア責任者としてAG-Boost・CUSTA事業本部長を務める清水さん。情報電子系の大学院を卒業後、新卒で入社したネット広告代理店やフリーランスでの経験、インターネットコンテンツ会社の取締役CTOとして活躍後SOTechnologiesに参画したのは、「地方創生への強い想い」からでした。エンジニアとして今までの経験から感じていること、そしてこれから目指す姿とは。
 
 

情報系の大学院から、Web業界へ飛び込んだ

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情報電子系の大学院を卒業後、新卒で入社したのはサイバーエージェントでした。実は、大手メーカーに内定が決まって、「就活が終わった」という感じだったんですが、内定が決まったとたんに社会人になることが憂鬱になってきまして(笑)。メーカーは勤続年数10年以上や永久就職が当たり前の世界で、年功序列の風習も根強く残っている印象があったんです。勤続何十年って、自分の今後の未来が全て見えてしまうみたいで嫌だったのを覚えています。
そんなときに同じ研究室の友達が、「GREE社に内定が決まった」と言っていたんです。当時の2012年頃はコンプリートガチャ(ソーシャルゲームにおけるアイテム課金の仕組みの一つ)で問題になっていた頃でもあって、逆風とも思える中、そんな選択肢があるのかと衝撃を受けました。
一方でWeb業界は良い意味でも悪い意味でも話題に事欠かず、変化が早い業界で楽しそうとイメージがあったので、もう一度就活しようと思い再開し、サイバーエージェント社の、「挑戦」や「変化」を志しているのと同時に、失敗を恐れずに成功した事例で体現しているのが良いなと考え、入社を決めました。
 
 

アドテクノロジーとの出会いから、広告配信システムやプロダクト開発まで 少数精鋭の仕事が楽しかった

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入社後は3か月ほど研修したあと、「AMoAd(アモアド)」に配属になりました。
中でも一番楽しかったのは、「ダイナリスト」というDSP(広告出稿の費用対効果を高めたい広告主のためのサービス)のプロダクトのエンジニアとして入った時です。アドテクスタジオの中でも一番稼いでいて、トップレベルのエンジニアが少数精鋭で集まっており実力のない人は入れない、そんなところで、自分が足手まといにならないだろうかと緊張感を持って仕事をしていました
 
その後、4~5か月後くらいに、社内でアドテク版の事業プランコンテストがあり、そこにアイデアを出して、優勝したんです。社内では、大手広告主と取り引きをしていきたい、というニーズがあり、アドベリフィケーションをなんとかするため、今までとは少し異なる構想を作って広告主の意図・条件に沿ったサイトや場所に掲載されているかを検証する機能「アドベリフィケーション」の検知システムの案を提案。優勝してサービスを立ち上げることになったので異動となりました。
 
 

新たな挑戦を志し、サイバーエージェントから卒業

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立ち上げメンバーは少人数だったので意見は言いやすい体制でしたが、進めていくうちに自分がやりたい方向性との食い違いなどもあり、自分の中で責任を持って進められないなと感じるようになってきました。これが転職しようと思ったきっかけです。あとは、サイバーエージェントには、4年以上在籍していたので、別の世界で生きていけるのか試してみたい、という気持ちもあって辞めようと決意しました。
 
退社後は2~3か月くらいフリーランスのエンジニアとして案件を何個か請け負っていました。その後知人からの紹介で、メイキップ社というファッションテックのサービスを展開しているベンチャー企業にジョインすることになりました。2015年創業で、執行役員CTOという肩書をいただき働いていました。ファッション系のことは全く知らなかったので新しい環境で刺激的でした。ECサイトでいろいろなお客様を相手にしつつ、ファッション業界の人と話すこともしていました。こんな世界が広がっているんだ、と感じられて面白かったです。
 
 

地方創生への思いをSO Technologiesで成し遂げたい

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SOTechnologiesに入社したきっかけはアモアド時代にお世話になった先輩が、SO Technologiesに所属していて、声を掛けてもらったんです。その後、代表取締役の山家さんと席を設けていただいて話をしました。僕自身、「地方創生」というテーマは、将来的に取り組んでみたいと考えていたことの中の一つだったので、それを山家さんに伝えると「え、じゃあ今、もう来れば良いじゃん」と言って頂けて。この人面白いな、と思って入社しました。
 
僕はもともと、埼玉県の小川町という町に住んでいました。結構な田舎で、たまに実家に帰ると駅前の通りはシャッター街になってしまっていたり、商店街もほとんど閉まっていたり。そういった地元の様子を見て、人口がどんどん減っている事実に憂いを感じていました。そんなこともあり、ソウルドアウトへグループへの共感と期待が高かったことを覚えています。
 
 

諦めずに努力を続け、日々成長を続けるZ.I.P!開発責任者

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現在は「AG-Boost事業本部」という広告代理店向けサービスを展開する部署の、エンジニアの責任者を務めています。「AG-Boost」というのは作っているツール(https://ag-boost.jp)の名称でもあり広告運用に関わる煩わしい業務を簡略化することを目的に作っているツールです。仕事をしていく上で自分が作ったプロダクトがお客様に届いて、「めちゃめちゃいいですね」とフィードバックをもらったときや、それが実際にお金になったとき、エンジニアとしては嬉しいですし、やりがいを感じます。
 
ユーザーが、プロダクトに対してお金を払うって結構すごいことなんですよね。世の中にはたくさんのプロダクトがあふれていますし、無料のものも沢山あるので、そこにお金を払ってもらうってなかなかできない。なので、このプロダクトでいくら稼げたか、というのは良い指標ですね。
 
また、今までの経験の中で学んだ仕事をする上で大切だと思うことがあります。自主的に学ぶ姿勢を忘れない、「努力」です。特に新卒で入った当初はどうしても実力が足りないことが多かったりしますが、自分の実力を引き上げるためには、定時後や休日を全部使って死ぬ気で勉強する期間があってもいいんじゃないかと個人的には思っています(笑)。もちろん、ずっとやるのは疲れちゃうので期間を設定して、会社のために働かされるのではなく「自分のために」努力すると後に幸せになれると思います。僕は最初の1、2年で自分の実力をグッと引き上げられたからこそ今の自分があると思っています。
 
 

仕事はチーム戦。真面目でポジティブなメンバーと共に

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SOTechnologiesの社員は、非常に真面目で、仕事が丁寧なイメージがあります。大雑把な丸投げがほとんどなくて、理路整然とさせてから相手に渡す。お客様への提案も、すごく丁寧だな、と思います。あと、「クライアントファースト」で考えている感じ方が多いです。また、悪口を言ったり、誰かを批判したりすることがないですね。皆さん考え方がポジティブで、悪いことがあったとしてもオブラートに包んで、ギスギスした雰囲気がなくとてもいい雰囲気です。ここがチームでの働きやすさにも繋がっていると思います。
 
個人的な今後の目標は、自分で考えたアイディアを自分で作ってリリースすることを近い将来したいなと思っています。また、AG-Boostの開発責任者としては今は代理店向けの自動化、簡略化に取り組んでいるのですが、それをオープンにして無料公開し、業界に一石投じられれば、という目標があります。「努力」を忘れずにチーム全体で良いサービスを生み出していきたいです。