Masato Yagi
インターンシップでの悔しい想いを胸に営業へ
大学で数学教師を志して理学部に入学。ただ、学年が進むうちに、「このまま教職を目指していいのか」と悩みはじめ、企業でのインターンシップをすることにしました。この経験が今の私につながっています。多様な職種がある中で、営業で身に付くコミュニケーションスキルなら将来的に自分の武器になるかなと、人材支援会社の営業を選びました。
クラウドファンディングで資金を集め、東北の企業様向けに長期インターンシップを募るポータルサイトを立ち上げるプロジェクトの営業リーダーを務めました。目標金額を達成、プロジェクトは成功し良い経験になったのですが、成功の裏で「本当にお客様のためになっているのか?」という疑問がありました。
立ち上げ1年目のサイトを軌道にのせることができず、そのままインターンシップ卒業を迎えました。掲載費用としてお客様から資金を集めたのに成果をあげられず、申し訳ない気持ちと悔しさを感じました。その悔しい気持ちを払拭したいと思い、就活を決意。当初は、人材会社を軸に見ていました。でも、人材領域からの支援ではなく、もっと根本的な部分で企業支援できるマーケティングに携わりたい。企業利益があがることで雇用促進に繋がるのではないかと思ったんです。
ソウルドアウトなら「中堅・中小企業を支援できる」「地元の東北で挑戦ができる」と確信。ここなら、お客様にとって価値ある支援ができると思い入社を決めました。
まさかの札幌営業所配属にびっくり
選考中に当時の面接官から「東京で経験を積んだのち、全国各地に異動する人もいる」という話を聞き、「私もまずは東京に配属されるのかな」と思っていました。ところが入社1ヵ月後に発表された配属先は札幌営業所。入社当時は、東北愛も語っていたので、東京でも東北でもない配属に驚きました(笑)。ただ、嫌な気持ちはまったくなかったです。
札幌営業所では、まず運用の仕事をし、そこから営業にも携わるように。最終的には営業と運用を半々でするようになりました。施策を考えお客様と何度も向き合い地道に積み上げていく。私はその泥臭さがやりがいに感じられてます。売上につながる手触り感がある仕事なんですよ。

お客様との距離の近さはエリアならでは
入社2年目に、仙台営業所へ異動しました。2つの営業所を経験して共通して思ったことは、規模が大きい会社が多いということ。中堅・中小企業=あまり名前の知られていない会社ではなく、その土地に住んでいる人にとっては規模が大きく名の知れた企業ばかりだったんです。中堅・中小企業では、専属のマーケティング担当がいない場合もあり、経営層と直接向き合うことが多いのも、エリア営業所ならではだと思います。
あとは、札幌でも仙台でも感じたのは、お客様との距離の近さ。札幌営業所時代には、お客様とBBQに行ったこともあります。会食の場での話題もかなり深くて、信頼してもらえている実感を味わえてうれしかったです。
こうした良い関係性を築くために意識しているのは、「先義後利」。いくらお客様からのご要望であっても、やるべきではないと思うことはきちんとお伝えする。お客様にとって最適な支援ができるように誠実に向き合うことが信頼につながり、「プロにお任せしますね」と言っていただけるようになるのだと思っています。
営業は文系が多いイメージですが、デジタルマーケティングは数字を使うことや論理的に考えることが得意という理系の強みを活かせる世界だと思います。上手くいかない施策に対しても「なぜなのか」を調べ追及していく。研究室で培った思考力を活かせています。