デジタルマーケティング業界未経験だった私が3年後に千葉営業所を立ち上げる話

安川 佳太

Yasukawa Keita
 
ソウルドアウト株式会社 エリアビジネス本部 千葉営業所
Profile
2010年、千葉県内の総合広告代理店に入社し、販売促進のためのチラシ作成、イベント開催を行う。2018年ソウルドアウトへ入社後、東京本社でデジタル広告の営業と運用の両方に従事。2021年12月より、千葉営業所の立ち上げとともに営業担当に着任。
 
千葉営業所の立ち上げに自ら立候補し、現在は営業担当を務める安川さん。 生まれも育ちも就職先も千葉の安川さんが、前職の総合広告代理店での経験を通して痛感したのは、デジタル広告へのニーズと知見のなさでした。重化学工業から小売や農業、アミューズメントまで幅広い業種が活躍する千葉県の企業に「伴走できる人」になりたいという安川さんが構想する戦略を語ります。
 
 

生まれも育ちも職場も千葉。 地元企業の担当者と話す中で感じたデジタル広告へのニーズ

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前職は千葉県内の総合広告代理店で、集客や販売促進のためのオフライン施策を中心に行っていました。例えば、焼肉屋さんのチラシやメニューを作成したり、不動産の住宅展示場のイベントを企画したりしていました。
 
様々な企業の担当者と話す中で、「デジタル広告はどうか?」「デジタル広告をやってみたい」と言われることもしばしば。自分でも本心ではインターネットを活用したほうが良いだろうと思うこともありました。しかし知識もノウハウも全くないため提案することもできず、モヤモヤしつつも「紙のチラシのほうがいいですよ」と勧めてしまうことも。そのようなことが積み重なって、「デジタル広告について知りたい」「オンライン・オフラインに関わらず本当に成果を出せる方法をお客様に提案したい」と思い、デジタルマーケティング支援会社への転職を考え始めました。
元々すっごく地元が好きという感じではなく、生まれてから35年間ずっと住んでいる場所で就職して働く中で、自然と地元へ貢献したいという意識が芽生えていました。
 
そんなときに出会ったのがソウルドアウトでした。面接を受ける中で特に印象的だったのが、最終面接の一つ前の面接で現マーケティングカンパニー長の北川さんと話した際に、「千葉営業所をいつか立ち上げたいと思っている。入社を考えているのであれば、デジタルマーケティングを東京本社で勉強して、設立するときにぜひ立候補してほしい」と言われたことでした。デジタルマーケティング業界未経験だった私に、そうやって声をかけていただいたことが嬉しくて、今でも鮮明に覚えています。なのでソウルドアウトに入社して千葉営業所の設立が決まれば、必ず立候補しようと思いました。
 

強みだと思っていたオフラインのプロモーション知識が 通用しない……。数字が全てを物語るデジタルマーケティング 業界で積み重ねた経験

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入社当初は前職とのギャップが大きくて苦労しました。デジタルマーケティング業界は数字にシビアで、CPA(獲得単価)やCVR(獲得率)など、数字が全てをもの語ります。お客様との会話の内容も前職とはまるで違っていて、クライアントと同じ知識レベルで話すために精一杯でした。
私が自分の強みだと思っていたオフラインのプロモーションの知識も、全く通用しません。自分が話す言葉に自信が持てず、「この業界は合わないのかな……」と悩んだ時期もありました。しかし、そんなときに同期の中途入社組の存在にかなり助けられました。同じような気持ちを持っている仲間と、お互いに支え合いながら成長できたのが、とても大きかったですね。その後、徐々に様々な業界を担当させていただくようになり、チャレンジを重ねるにつれて、少しずつ自信を持てるようになりました。
そして入社して3年が経った2021年の方針発表で、千葉営業所を設立すると発表されました。同時に、営業所の担当社員を立候補で募ることになり、すぐに手を挙げたんです。その年の夏頃に、私が千葉営業所を担当することが決定しました。
様々な産業が栄える魅力をインターネットを使ってもっと広めたい
千葉県は事業所数が全国9位で、様々な業種の企業が多く集まっています※1。全国で見ると、東京が圧倒的で、次に大阪、神奈川、愛知、埼玉、福岡、北海道、兵庫の次に千葉がきます。全国で小売業売上高1位のイオン株式会社も千葉県に本社があるんですよ!
一方で、広告費用という観点で見ると、総広告費は全国15位でデジタル広告費は23位※2。総広告費のうちデジタル広告費の割合はおよそ2.3%で、東京の21%と比べるとかなり低いです。事業所数は全国9位でかなり上位にあることを考えると、インターネットをもっと活用して、千葉の企業の魅力を届けていく必要があると思っています。
実際に前職で働いていた際や、営業所開設してからの肌感としても「デジタル広告に挑戦してみたいけれど、信頼できる代理店がない」「デジタル広告で成果が出せるイメージがつかない」と言っている方が多いと思います。だからこそ千葉営業所は地場に根ざし、信頼していただけるようになりたいと思っています。
※1参照:総務省統計局 令和元年経済センサス‐基礎調査 令和2年12月25日実施
※2参照:特定サービス産業実態調査報告書 広告業編2018年度
 

千葉県内で最も信頼してもらえる人

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現在はプロモーション領域が中心ですが、今後は一企業のマーケティング全体のご支援もしていきたいです。どういったニーズやインサイトがあるのか、課題は何なのかを見定めて、その企業にとって本当に価値のある提案によって、最適な投資ができるようにしたいですね。特に千葉営業所の戦略を作っている中で、USJの業績をV字回復させた森岡毅さんがある書籍の中で、「マーケティング戦略を考えるときには、限られた予算の中でどういう戦略を立てるかを意識している」と書いてあったのを見て、まさにこれだと思いました。地方、中小・ベンチャー企業においても、限られた予算の中で最大限効果を発揮するための戦略を立てるという視点を持ってクライアントに向き合っていきたいです。
そのためには、ソウルドアウトでこれまで培ってきた中小・ベンチャー企業支援における様々なノウハウや、ソフトウェアカンパニー、DXカンパニー、メディアカンパニーが持っている力をフルに活用したいと思っています。
最終的にはマーケティングを軸に「千葉県内で最も信頼してもらえる人」になりたいです。そのためにはデジタル技術を使って売上を上げる仕組みを、ツール提供から広告戦略までトータルでプロデュースできるようになりたいと考えています。プロモーションにおいてはデジタルだけではなく、前職で培ったオフラインのプロモーションをしていた経験も活かせるはずです。特に千葉営業所では、「新しい挑戦をしたい」「変革をしたい」という意欲のある企業が多数存在しています。彼らにとって、価値の最大化を実現できる人になりたいと思っています!
 
 
 
 

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