
Interview
何事もやり切ることで
自分の可能性を広げる。
プロダクトマネージャーの覚悟
Kazunari Nagoya
プロダクトマネージャー / 2014年 新卒入社
SO Technologies株式会社 ソフトウェアカンパニー
執行役員
代表取締役会長CGOの荻原猛がインタビューしています!
1.自己紹介をしてください
様々な職種を経験し、自分のやりたいことに向き合う

荻原:
はじめに、現在の仕事内容を教えてください。
名古屋:
SO Technologies株式会社(以下、SOT)で、ライクル事業本部サービス開発部の部長を務めています。「ライクル」のプロダクトマネージャーとカスタマーサクセスの責任者です。
荻原:
そこに至るまでのキャリアを教えてください。
名古屋:
2014年新卒でソウルドアウトに入社し、いろんな部署を経験してきました。最初の一年は長谷川さん(現・上席執行役員)の部署で、バナーやLP(※)など、広告クリエイティブの制作ディレクションをしていました。2年目は、グループ会社のサーチライフ(現・SOT)で、広告会社のWeb広告の運用代行に従事しました。
※LP(=ランディングページ):Web広告をクリックしたユーザーが、最初に到達する着地ページ
荻原:
サーチライフの運用代行をやっていた頃は大変でしたよね。お取引するお客様はどんどん増えていましたし、加えて、まだ十分に敷かれていなかったルール作りをしなければなりませんでしたし。
名古屋:
そうですね。累計でおよそ500アカウントを担当しました。沖縄オフィスのオペレーターの方と連携しながら仕事を進めていましたね。
荻原:
そのあとはどのような経歴を辿られたのでしょうか?
名古屋:
「中小企業の方々と直接対話する機会がほしい」と考えていたので、営業を希望していました。望みが叶い、3年目にソウルドアウトで営業部配属となりました。
荻原:
営業では、どのようなお客様を担当していましたか?
名古屋:
単品通販の企業様やサプリメント、化粧品を扱う企業様を担当させていただくことが多かったですね。それまでに蓄積した知識やスキルを、広告クリエイティブや広告運用に活かしながら、3年目から5年目まで営業をやっていました。
荻原:
4年目でマネージャーに昇進されましたよね。チームメンバーは何人いましたか?
名古屋:
4、5人ですね。配属されて一年ほどが経ち、上司の杉岡さん(現・メディアエンジン株式会社取締役COO)から昇進のお話をいただき、マネージャーを務めました。
荻原:
営業でマネージャーを経験したあと、SOTに異動されたんですか?
名古屋:
ある日杉岡さんに「名古屋くんは結局、何がやりたいの?」と聞かれ、「もっと多くの中小企業と向き合いたいです」と話しました。当時ソウルドアウトの営業で支援できていた企業は10社ほどで、チームメンバーのお客様を含めても50社ほどでした。だから、より多くの企業のマーケティング支援に携わりたいと考えていたんです。
荻原:
杉岡さんとキャリアについてお話されていたんですね。
名古屋:
はい。グループ会社のテクロコ(現・SOT)では、テクノロジーを活用して多くの中小企業の支援をしていました。ソウルドアウトでは人の力で、テクロコではテクノロジーを使って、マーケティング支援を展開していまして。テクノロジーを使えば、人力に頼らずお客様を支援できるので、ご予算が小さなお客様であっても支援することができる。もしかしたらテクロコの方がやりたいことを実現できるのではないかと思い、当時テクロコの代表だった山家さん(現・SOT代表取締役)と杉岡さんと3人でごはんに行って話をしたんです。
荻原:
そうなんですね。ごはんのあと、どんな話になったのでしょうか?
名古屋:
山家さんから「明日から来てほしい」と言われたんですよね(笑)。さすがにすぐには無理だったので、半年間で引き継ぎを行い、その後に異動しました。
荻原:
異動になり、SOTで「ライクル」のプロダクトマネージャーになられたんですね。どういった商品なのか教えてください。
名古屋:
GMB(Google My Business)(※1)とLINE公式アカウント(※2)の二つのサービスを効果的に使い店舗集客に繋がるよう、導入から運用サポートまでを行うサービスです。
※1 GMB:店舗の情報をGoogleが提供する「Google 検索」や「Google マップ」に表示させるためのサービス
※2 LINE公式アカウント:LINEで友だちになってくれたユーザーに対して、店舗のセール情報やクーポンを配信し、来客を促せるサービス
2.ソウルドアウトへの入社動機を教えてください
マーケティングやITを活用して地方を元気にしたい

荻原:
入社の動機を教えてください。
名古屋:
大学時代に2年間ほど、あるベンチャー企業でインターンシップに参加していたんです。そのインターンシップの内容が、ITとマーケティングを使うもので。おもしろさに惹かれて、ITとマーケティングの業界に絞って就活をしていました。
荻原:
なるほど。インターンシップでの経験から、ITのベンチャー企業へ就職したいと考えていたんですね。
名古屋:
ソウルドアウトとの出会いは、当時、ソウルドアウトが学生向けに主催していたマーケティングセミナーに参加したことがきっかけです。大学時代から抱いていた「地方を元気にしたい」という想いを実現するプロセスに、ITやマーケティングを活用することができそうだと感じたんです。
荻原:
セミナーが出会いだったんですね。では、インターンシップで得られたことを教えてください。
名古屋:
僕がその会社のインターン生第一号で、そのあとどんどん人が増えていき、会社の成長を一緒に味わうことができたんですよね。あと、社長の意思決定がものすごく速かったので、ベンチャー企業のスピードを肌で感じることもできました。本当に参加して良かったと思っています。
荻原:
貴重な経験ができましたね。
名古屋:
はい。インターンシップを通して、社会人として働くイメージを持てるようになりました。僕自身、とても飽きっぽいというか、常に変化をしていたい性格なので、その観点からもIT関連のベンチャー企業で働けるといいなと思いましたね。
3.入社後のエピソードについて教えてください
キャリアは積み重ね。目の前のことに懸命に取り組めば必ず実を結ぶ

荻原:
社会人になって、学生時代と比べてギャップを感じましたか?
名古屋:
正直、あまりなかったですね。あるとすれば、想像していたよりも大きな会社だとは思いました。学生時代は10~20人規模のベンチャー企業で働いていたので、当時100人くらいのソウルドアウトに入社して、大きな会社だと感じましたね。
荻原:
働いていて、嬉しかったエピソードを教えてください。
名古屋:
営業部にいた頃、お客様の業績を思いっきり上げられたことがありました。お客様と一緒に喜べたのが嬉しかったですね。こういった瞬間こそが、ソウルドアウトで働く醍醐味だと思っています。
荻原:
反対につらかったことはありますか?
名古屋:
「お客様の期待に応えたい」と一生懸命になるばかりで自分の許容量を考えずに仕事を受け続けた結果、対応し切れずにご迷惑をおかけしてしまったことがありました。
荻原:
若いときにあるあるの失敗談ですね。
名古屋:
そうですよね。自分自身の能力を過信してしまい、本当はできないのに「できる」と言ってしまって。多少は背伸びして頑張った方がいいと思うんですが、お客様にご迷惑をおかけしてしまうことになりましたし、社内にも迷惑をかけてしまい、かなりつらかったですね。社内外からの信頼や期待に対して応えられないときにすごく悔しい思いをしました。
荻原:
名古屋さんは、お客様の成果にこだわって営業をしていたイメージがあります。
名古屋:
ありがとうございます。
荻原:
仕事を通して成長した実感は、どんなときに得られますか?
名古屋:
フェーズによっていろいろだと思いますが、僕自身大きく成長を感じたのは、何に対しても物怖じしなくなってきたときですね。
荻原:
肝が据わってきたということでしょうか?
名古屋:
はい。いろいろな経験をしてきて、タフになっているのかな、と思いますね。例えば、お客さんが社長や取締役などかなり目上の立場の方だった場合、入社当時だったら緊張してまともに話せなかったと思うんです。ですが今は堂々と話せるようになっています。もともと苦手意識が大きかったので、成長を実感しますね。
荻原:
成功も失敗も含めていろいろな経験を積んで、自信がついてきたということですかね。
名古屋:
はい、そうだと思います。
荻原:
社会人になって勉強していることはありますか?
名古屋:
勉強というより趣味に近いですが、情報収集は毎日欠かさず行っています。有名なIT企業の集まるシリコンバレーの最新情報を知るのが特に好きです。広告やマーケティングについて学ぶのも好きですね。
荻原:
常にアンテナを張っていて、新しい情報を集めては発信しているイメージがありますね。では、仕事をするとき何が大切だと思いますか?
名古屋:
目の前の仕事に一生懸命取り組むことですね。僕はこれまで、いくつかの部署を転々としてきました。ですが、部署ごとで求められていることをしっかり理解して、その場で必死にやってきたことが、その後のキャリアに結びついていると思うんです。苦しみながらも、やり切って良かったと思っています。
荻原:
そうですね。キャリアは積み重ねだと思います。
名古屋:
サーチライフでオペレーション業務をしていたときは、担当案件数も多く大変でした。ですが、実直に取り組んで得た経験や知識が、営業に異動したときに活きたと思っているんです。最初は誰でもできないのが当たり前。できなくても、一生懸命に取り組めば必ず自分の成長の糧になります。
荻原:
やってみたあとに振り返って初めて分かることってありますよね。
名古屋:
そうですね。やっているときはつらくても、その場で逃げず立ち向かうことが大切だと感じています。
4.ソウルドアウトの社風について教えてください
チームの中で主体的に動くことで成長できる

荻原:
仕事はチームで進めますか?それとも個人中心でしょうか?
名古屋:
チームワークですね。一人で完結する仕事はほとんどないと思います。
荻原:
どういうときに上司に褒められますか?
名古屋:
主体的に取り組んでいるときですね。上司から指示があったとして、内容を自分でかみ砕いて考え、上司の期待に応えるような結果を出したり、期待を上回ったりすると褒められます。
荻原:
確かに、主体性は大切ですね。
名古屋:
上司の方はすごく忙しいので、その中で、自分自身で行動に移すことができるといいと思います。反対に、指示待ちの状態で受動的になってしまうと怒られますね。あとは、お客様想いの人が多いので、お客様のためにならないことを言っているときには、もちろん怒られます。
荻原:
それは100%怒られますね(笑)。ソウルドアウトには、どういう社員が多いと思いますか?
名古屋:
真面目な人がすごく多いと思います。あまりチャラチャラしている感じがなく、どちらかというと地味なのかもしれないです(笑)。中途入社の方からは「入社前に想像していた『広告代理店』のイメージとは違う」とよく言われます。いい意味で、華やかな感じとは違うというか。皆さん落ち着いていますね。
荻原:
ソウルドアウトの良いところ、好きなところを教えてください。
名古屋:
やっぱり人が良いところですね。つらいことがあっても、必ず誰かが助けてくれる。決して見捨てずに助けてくれる人がいるのは心強いですし、働く環境として、とても良いところだと思っています。
荻原:
反対に改善点はどこにあると思いますか?
名古屋:
仕事量が多いことですかね(笑)。ソウルドアウトに限らず、広告代理店業界の構造上の問題でもあります。ですが現在、社内横断型で、工数削減のためのプロジェクトが進んでいます。部署を越えて会社全体で業務の改善を図っているところです。
5.今後挑戦したいことを教えてください
「ミニCEO」として、目線を高く持ってやり切りたい

荻原:
今後、「こういう人になりたい」と考えていることはありますか?
名古屋:
経営者の右腕のようなポジションになりたいです!そのために、COOなのかCMOなのか(※)分からないですが、そういった立場で業務を統括していけるような仕事をどんどんやっていきたいと思っています。
※COO(Chief Operating Officer):最高執行責任者
CMO(Chief Marketing Officer):最高マーケティング責任者
荻原:
いいですね、ぜひ、経営者を目指してほしいです。
名古屋:
あと、ソウルドアウトで働いていて実現したいのは、ソウルドアウトの理念に共感して「一緒に働きたい」と思う人をどんどん増やすこと。そういった想いをもって働けるような環境や、想いを体現できる新しい事業を作っていくことをどんどんやっていきたいなと思っています。
荻原:
より近い視点で、夢の実現のために、今やりたいことを教えてください。
名古屋:
「ライクル」というプロダクトを大きくすることにコミットしています。今、ライクル事業の立ち上げをしていて、プロダクトマネージャーを務めています。プロダクトマネージャーは「ミニCEO(※)」と言われているんですよね。プロダクトについて全責任を持ち、大きくするためには何でもやります。プロダクト開発のための技術的な知識だけではなく、マーケティングや経理、法務の知識も必要。必要な人材を自分で集めることも必要。プロダクトマネージャーは役割こそ取締役ではないですが、自分自身としては取締役と同じような意識を持って、やり切りたいと思っています!
※CEO(Chief Executive Officer):最高経営責任者。社長や会長に該当する役職
Message
最後に、就活生へアドバイスを!
名古屋:学生というポジションは、とてもいい特権だなと思っていまして。いろんな会社の話を聞けるいい機会です。いろんな会社を見たり、いろんな人に会ったり、そういった活動を通じて、悔いのない就活をしてください。荻原:今だからこそ、できることかもしれないですね。
名古屋:そうですね。自分の可能性を狭めすぎない方がいいと思います。例えば、僕も営業には向いていないと思い込んでいたんですが、いざ営業をやってみると、満足できる成果が残せました。自分なりに頑張ればいい成果に結びつき、あとからそこで培った経験が活きてくると実感できました。いろんなことにチャレンジできるのは若いときの特権です。就活生の皆さんも、さまざまなことに挑戦してください!

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