
Interview
多様な経験を積み、法務の道へ再挑戦。
チャレンジ精神を持ち続ける
Go Kurosawa
法務 / 2014年 新卒入社
ソウルドアウト株式会社 コーポレートディビジョン
管理本部 法務ガバナンスグループ(審査ポリシー管掌)長
代表取締役会長CGOの荻原猛がインタビューしています!
1.自己紹介をしてください
さまざまなキャリアを経て、自分の軸となった「法務」に再挑戦

荻原:
まずはじめに、これまでのキャリアを教えてください。
黒澤:
2014年に新卒で入社し、今年で7年目です。入社1年目は営業で新規顧客の開拓を、2年目からは法務で働いていました。5年目にソウルドアウトを退職して、スタートアップで働いたあと、またソウルドアウトの法務に戻って働いています。
荻原:
いろいろな経験をしてきましたね。1年目の、新規営業への配属は希望していたのでしょうか?
黒澤:
はい、そうです。営業の仕事のイメージは全く持てていませんでしたが、営業をやってみたい、という気持ちが強かったんです。
荻原:
営業から法務への異動も希望したのでしょうか?
黒澤:
いいえ、当時所属していた本部の管轄役員から提案していただいたのがきっかけで。実は大学時代、法学部で司法試験を目指していたんです。その知識や経験を活かせるのはおもしろそうだと感じ、異動を決意しました。
荻原:
2015年のことですよね。まさにマザーズ上場を目指していた時期。黒澤くんはどういった業務を担当していたのでしょうか?
黒澤:
法務1年目は、土台の構築がメインでした。全てのお取り引き企業様との契約書の締結状況を確認し、未締結のお客様とは改めて締結をしたり、新サービスの規約を作成したりしていました。
荻原:
上場審査のときにはどんなことをしていましたか?
黒澤:
ソウルドアウトに加え、グループ会社の整備も急ピッチで行っていました。規約や契約書周りの整備です。上場審査に通るための準備が忙しくなる一方で、通常業務を止めるわけにはいかないので、仕事には手を抜かないように細やかな対応を心掛けていました。
荻原:
当時、新規のお取り引き社数は増え続けていましたよね。
黒澤:
そうですね。新規事業や新サービスが次々と出てきていた時期でもありました。事業担当者と一緒にリスクを検討していました。
荻原:
そして2017年、マザーズに上場申請をしましたよね。上場審査に通るかどうか、実際の感触はどうでしたか?
黒澤:
これだけ手を尽くしたんだから通るだろう、と思っていました。いろいろな無理難題にも、試行錯誤しながら対応していましたし。まるで火の中を突き進んでいるような気持ちでした(笑)。
荻原:
やりきった感覚がありましたよね。その過程で学びはありましたか?
黒澤:
管理部門としてのあるべき姿の型が分かりましたね。証券会社さんからも多くのことを教わり勉強になりました。
荻原:
2018年、一度ソウルドアウトを退職し、スタートアップに参画したんですよね。もともと起業を志していたのでしょうか?
黒澤:
分がSMB領域(※)でどこまでやれるのか、試してみたいという気持ちがあったので、3人目のメンバーとしてジョインしました。営業もサイト制作も顧客管理もやりましたし、本当に幅広く業務に取り組んでいましたね。朝から晩まで息をつく暇もないほど忙しかったです。「予想外が当たり前」というのを身をもって感じました。
※SMB(Small and Medium Business):中小企業もしくは中堅中小企業のこと。
荻原:
スタートアップで働く中で、黒澤くん自身、次のステージに進もうと考えていたと思いますが、どんな会社への転職を検討していたのでしょうか?
黒澤:
原点に立ち返って、「法務」という自分の軸を起点に考えていました。ベンチャー企業で法務の仕事をするのもいいな、とぼんやりと思っていて。そんなとき、ちょうどソウルドアウトからお声がけいただき、もう一度挑戦したいと思い、転職を決めました。
荻原:
声をかけたんですよね、「黒澤くんの力を貸してほしい」と。
黒澤:
本当にありがたいというか、嬉しかったですね。管理部門の仕事は、目に見えて成果が出るポイントがないので、周りからどう思われているか分からないんです。だからこそ、評価してもらえていたことが分かって嬉しかったです。
2.ソウルドアウトへの入社動機を教えてください
就活の軸は、理念への共感と成長できる環境があること

荻原:
ソウルドアウトへの志望動機を教えてください。
黒澤:
「何のためにやるか?」という理念に共感できたからです。僕は北海道出身で、地方創生にも興味がありました。理念への共感は、働く意義を感じられるかどうか。仕事を頑張る源になると思っていたので、特にこだわっていました。
荻原:
黒澤くんの最終面接はすごく印象に残っています(笑)。声が大きくて全てが全力で、情熱を感じました。とても誠実な人だと思いましたね。他にも理由はありますか?
黒澤:
社員一人ひとりにちゃんと向き合う姿勢を感じたところですね。成長できる環境かどうかを重視して就活をしていました。経営的な知識や経験を早い段階から積めそうだと思い、入社を志望しました。
3.入社後のエピソードについて教えてください
視点を変え全体像を見て、事業のリスクを見抜く

荻原:
:黒澤くんはこれまで、いろいろな仕事を経験してきたと思います。嬉しかったエピソードを教えてください。
黒澤:
法務分野の相談をされたときに、新しい視点や気付きに繋がる回答ができたことですね。「こんなサービスでこんな風にリリースしたい」と言われ、「事業の全体像を見るとこの点が危ないから、修正した方が良い」と答えたんです。僕の提言をきっかけに、事業をブラッシュアップすることになりまして。嬉しかったですね。
荻原:
サービスのリスクを軽減していくということでしょうか?
黒澤:
そうですね。新規事業や新サービスでは、初めからすべてうまくいくことはないので多少の失敗はやむを得ないですが、致命傷は事前に見抜いて回避すべきだと思っています。ですが、自分が当事者の場合、事業計画が完璧に成功するベスト・ケースで考えがちなので、気付かない点も意外と多いんですよね。なので、客観的な視点から「ここはこうしたら良いのでは」という助言が必要だと考えています。
荻原:
反対に仕事で辛かったことはありますか?
黒澤:
全体像が見えない中で進むことですね。営業、法務、スタートアップすべてに共通しています。例えば営業だと、仕事を初めて間もないころに新規で受注をいただいたとき、そのあとどうなるのか、どうすればいいのか、右も左も分かりませんでした。仕事を一通り覚えるまでの間は、全体像が見えない状態で試行錯誤していかなければなりません。我慢の時期が一番きついですね。
荻原:
自分の成長を感じるのはどんなときでしょうか?
黒澤:
全体像が見えて、思考の幅が広がったときですね。視点を切り替えて判断できたときに成長を感じます。例えば、「自分視点で見るとどうか?」「相手視点だとどうか?」「時間軸を変えて考えるとどうか?」というように。あと、リスクの濃淡の判断ができたときにも成長を感じます。
荻原:
そうなんですね。では、社会人になってから勉強していることを教えてください。
黒澤:
読書が好きで、本を読みまくっています(笑)。最近ですと、山口周さんの本のような、思考を広げてくれる本を読んでいますね。他にも財務や、プログラミング、経営など、法務以外の領域の本も読みます。
4.ソウルドアウトの社風について教えてください
個人の強みを発揮できる機会が多い

荻原:
ソウルドアウトでは、チームワークで仕事を進めていきますか。それとも個人でしょうか。
黒澤:
僕の場合、通常業務は個人で進めることが多いですね。ただ、新規事業の立ち上げなど非常に重要性の高いことがある場合、個人ではなくチームで動きますね。皆さんと密にコミュニケーションを取りながら、会社としてやりたいことやサービスの全体像を理解し、うまく実現できるよう、チームとして事業側を支えます。
荻原:
どういうときに褒められますか?
黒澤:
やるべきことをしっかりやったとき、やるべきことを自分で見つけたときには褒められますね。法務は「企業版のお医者さん」なんです。トラブルをいかに防ぐか、いかに被害を最小限に抑えるか、といったことを常に意識しています。
荻原:
なるほど、とても分かりやすいですね。では、どういうときに怒られるのでしょうか?
黒澤:
あまり面と向かって怒られないですね(笑)。ただ、自分でちゃんと振り返りをするようにしています。「現場に負担の無いやり方が他にあったのでは」と反省し、次に活かすこともありますね。
荻原:
ソウルドアウト社員の特徴を教えてください。
黒澤:
本当にいい人が多いですね(笑)。理念に共感しているという前提があるので、社員全員が一つの同じ方向に向いているのが、一番の特徴だと思います。
荻原:
では、ソウルドアウトの良い点はどこでしょうか?
黒澤:
個人が持っている様々な強みを活かせる場所がたくさんあることですね。営業やマーケティング、クリエイティブ、メディア、人事など、いろいろな部署があり、人の才能を伸ばせる機会がすごく多いと感じています。
荻原:
では、改善点はありますか?
黒澤:
一つは生産性です。現在社内では、組織横断型で生産性向上のためのプロジェクトが進んでいて、かなり改善傾向にありますね。リスクヘッジをしながらどこまで伸ばせるか、まだまだ改善の余地はあると思います。あとは、新規事業の数をもっと増やしていきたいですね。
荻原:
そうですね!会社として、新規事業に繋がるアイデアがもっと生まれるよう、バックアップしていきたいと思っています。
黒澤:
新規事業コンテストが開かれたり、新規事業アイデアについて意見交換をする部活が生まれたりと、とても活発になってきていることを感じます。新しいことに挑戦するとき、失敗するのは当たり前。うまくいかなくても「ナイスチャレンジ!」と言って背中を押せる空気を、法務という立ち位置から作っていきたいです。
5.今後挑戦したいことを教えてください
盤石な守備をつくり、圧倒的な成果を生み出したい

荻原:
今後挑戦したいことを教えてください。
黒澤:
強いチーム、強い組織作りに取り組みたいです。どんなに業績が良くても、足元が揺らいでいると勝ち続けることはできないと思います。盤石な守備が圧倒的な成果を生み出すように、強いチーム作りに挑戦して成果を出したいです!
Message
最後に、就活生へアドバイスを!
三つ伝えたいことがあります。一つ目は「上手に転ぶこと」。初めからうまくできる人なんていないんです。ちょっとずつ転びながらできるようになっていくので、できないことを評価するのではなく、やってみたあとの分析を大切にしてください。
二つ目は「工夫をすること」。「今のやり方が本当にベストなのか?もっと良い方法があるのでは?」と考え続けてほしいですね。きっとその先に、成長した自分が待っているはずです。
三つ目は「好奇心を大切にすること」。自分自身が好奇心を持って一生懸命に取り組んだことは、ビジネスマンとしての武器になっていくと思うので、その気持ちをずっと持ち続けてほしいです。

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