【卒業生インタビュー】ソウルドアウトで培った論理的思考とノウハウが、創業100年の老舗鰹節屋を支える新たな力になる。

寺尾 仁快

Kimiyasu Terao
株式会社金虎 マーケティング責任者
 
Profile
2011年に株式会社オプトに新卒で内定。入社前に立ち上げ当初のソウルドアウトで内定者アルバイトをしていたところ、入社が決まる。地元静岡の営業所で4年半営業活動をしたのち、東京で新規営業、通販コンサルティングを行う。2018年3月に退社後、実家が経営する鰹節屋「金虎」でマーケティング責任者として従事している。
 
Index
1.自己紹介をお願いします
2.入社理由・入社後のエピソードについて教えてください
3.現在のお仕事について教えてください
4.今後挑戦したいことを教えてください
 
 
1.自己紹介をお願いします

内定者アルバイトからソウルドアウトへ。 当時の上司から受けた衝撃

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入社から現在までのご経歴を教えてください
2011年に新卒として、株式会社オプトに内定をいただきました。入社前には、オプトのグループ会社であるソウルドアウト(立ち上げて間もない時)に内定者アルバイトとして働いていました。そしてそのままソウルドアウトに入社することになりました。丸7年ソウルドアウトで勤務し、2018年3月に退社。今は実家が経営する鰹節屋「金虎」でマーケティング責任者をしています。
 
 
株式会社オプトを選んだ理由と、ソウルドアウト入社当初の印象は?
大学は経営学科へ進学。広告やマーケティングについて学ぶ中で、広告代理店への就職を目指しました。当時はまだ実家の事業を手伝おうとは考えていませんでした。TwitterやFacebookなどのSNSが主流になってきた時期で、インターネットを使った事業が伸びるだろうと考え、インターネット広告に強みを持つオプトへ就職を決意。しかし、内定者アルバイトとして配属されたのは、立ち上がったばかりのソウルドアウトでした。最初はいろんな思いが巡りましたが、いざ働いてみると、目からウロコなことばかりでした。その一つが「論理的思考」の考え方です。当時の上司の方は、私がやりたいと思っていることをロジックツリーにして、「それをやりたいなら、今はここが足りない。これを学んでいこう」と丁寧に説明してくれました。まだ学生だった自分にとって、とても衝撃的な体験でしたね。
 
 
2.入社理由・入社後のエピソードについて教えてください

7年間でデータに基づいた提案力とビジネススキルを身に付ける

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ソウルドアウトではどのような仕事を されていたのですか?
入社して半年は研修を兼ねてSEMコンサルタント業務を担当しました。そこから静岡営業所に配属され、4年半営業として勤務。静岡営業所時代ではマネージャーとして、他の営業所や新人のマネジメントも経験しています。その後、東京で新規営業を1年、通販コンサルタントを1年担当しました
仕事の中でどのようなことに気づき、学んだのでしょうか。
インターネット広告の強みは「明確なデータを得られる」ことです。顧客に何かを提案するときは、「このようなデータがあるので、こうしましょう」と根拠を明らかにすることが重要だと学びました。データを活用してPDCAサイクルを徹底的に回すことは、基本的ではありますが非常に重要で、今も売上目標達成に向けた行動計画を立てる上で実践しています。ソウルドアウトの先輩の言葉で今でも印象的なのが「物事を達成するためには、成功する匂いを感じられるまで考えろ」。成功のためにはどうすればよいかを徹底的に考え続け、行動計画を立てられる人間になることが大切だと教えられました。
 
 
3.現在のお仕事について教えてください

ソウルドアウトで染みついたPDCAサイクルの徹底により、 通販売り上げを約5倍に

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実家の経営に携わる決心をしたきっかけを教えてください。
シンプルですが、子どもができたときでしたね。改めて自分のキャリアプランや働き方を見直すきっかけになりました。同時期に、友人の紹介でコーチングをされている方に出会い、自分が本当にやりたいことは何かを引き出してもらったんです。その時に「経営にたずさわりたい」「マネジメント業務もしていきたい」という思いが強いことに気づき、その二つが可能な実家の経営に携わるという決断をしました
実家に戻られてからはどのような仕事をされているのですか?
実家は創業100年をこえる老舗鰹節屋「金虎」を営んでいます。私が入社した当初はホームページや通販サイトがとても使いにくいものでした。社長である従兄から、「インターネットからのアプローチを増やしていきたい」と言われ、2年ほど前にサイトをリニューアルしました。「金虎」はペットフードの製造も手掛けており、練節を使ったペットフード「おさかな」という新商品の開発にもたずさわっています。現在はマーケティング責任者として、ペットフードの通販売り上げを伸ばすことに力を入れています。
 
ソウルドアウトで培ったノウハウはどのように活かされていますか?
明確な成果としては、月50万円にも満たなかった通販の売り上げを、通販サイトのリニューアル、新しいペットフードの開発とマーケティングを経て月250万円までアップできたことですね。ここでもソウルドアウトで学んだPCDAサイクルの考え方が大きく活かせていると思います。今までやったことのない事業でも、まず企画して始めてみることで次の課題が見つかり、成功へとつながると信じています。
 
 

本当にやりたいことに対しては、 最後まで成し遂げる「強い意思」を持って努力を

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今後の目標を教えてください。
まずは3年以内にペットフード「おさかな」の売り上げを月1,000万円にすることを目標にしています。「おさかな」は肉や小麦など犬のアレルゲンを限りなく排除した、「他社にマネできない商品」としてPRを続けています。データを分析することはもちろんですが、SNS上での意見やユーザーの反応を聞いて、よりよい商品へと改善したいですね。
 
最後に、これから就職活動を控える2代目や後継ぎの方にメッセージをお願いします。
実家が事業を営んでいる方の中には「実家をもっとこうしたい」と考えている人も多いと思います。やりたいことを成し遂げるために必要なのは「強い意思」を持つことです。ソウルドアウト在籍時に通販コンサルタント業務の中で知り合った方に、知識がほぼゼロの状態から勉強を重ねて、ウェブマーケティングと通販の社内体制構築を1人で成し遂げた方がいました。
 
現在、私もその方と同じ立場になり、彼女が持っていた意欲や責任感の強さの重要性を改めて痛感しています。どうすれば成功するのかを徹底的に考えて最後までやりきること。さらにそれを相談できる人がいることが大事で、ソウルドアウトには、そんな「強い意思」をもって行動し続けている人がたくさんいます。就職活動をする上でも「強い意思」を持つことと、「相談できる人がいる」ことを意識してほしいですね。
 

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