CEO's Message
Osamu Aranami
代表取締役社長CEO 兼 CCO 荒波 修
次の時代をリードする新たなデータ戦略
デジタル×マーケティングの真価はこれからだ
全国の経営者の大志に寄り添い、事業発展を実現するために我々は存在している。
「中小・ベンチャー企業が咲き誇る国へ。」を掲げるソウルドアウトグループは、日本企業の99.7%を占める日本全国の中小・ベンチャー企業を支援するために立ち上がった会社だ。現在は、4つのカンパニーで、デジタルマーケティング、ソフトウェア、メディア制作・運営、DXの領域で支援を行っている。そして現在、ソウルドアウトグループは第2創業期ともいうべき新たなフェーズを迎えている。
2022年にソウルドアウトグループは、博報堂DYグループに仲間入りした。
すでに大きなシナジー、補完効果を生んでいる。博報堂DYグループの有する約2.5万人に及ぶ社員と約50の地域拠点(2021年12月31日現在)、これまで培ってきた資産や技術などの力を活用することで、私たちは今までよりも視点と視野を広げサービスを提供できるようになり、理念実現に大きく前進できると考えている。また、博報堂DYグループが投資効果を最大化し、企業の事業成長に貢献することを目的に掲げている広告メディアビジネスの次世代型モデル「AaaS(Advertising as a Service)」に、私たちも参画。新しいソリューション技術の開発や私たちがプロダクト化したツールの販売、データ基盤の構築を共同で取り組んでいる。私自身ソウルドアウトの成長加速を体感しているし、サービス領域もますます広がっていくだろう。
私たちは、海外、日本、業界の3つの大きな変化の真っ只中にいる。
劇的にプレーヤーが変化するグローバルビジネス、日本の産業構造、そして最も大きなうねりがきているのが、私たちがいるデジタルマーケティング業界だ。皆さんは、ターゲティング広告というものを知っていますか?ネットユーザーの行動をトラッキング、データ化し、その人向けに興味がありそうな商品やサービスの広告を表示する方法だ。しかしプラットフォーム側の方針で、プライバシーの観点から技術的にこの手法を支えている「3rd Party Cookie」を段階的に廃止するという。そうなると顧客ニーズを分析するデータも大きく変わる。つまり、次世代のデータ戦略を制する企業にチャンスと活路がある状況なのだ。
今、ソウルドアウトが業界のフロントランナーとして注目されている。
膨大な広告運用データを持ち、データソリューションを得意とする私たちに大きな期待がかかっている。来たる変化に備えて3つの強化に取り組んでいる。1つ目は、データ基盤の構築。事業ごとに分散しているデータを一元化し、さらに中小・ベンチャー企業のマーケティング支援に活かすための強化。2つ目が、データを利活用するためのルールの整備。今後データの重要性とともに、取り扱いについても厳格性が高まる。法令遵守はもちろんだが、お客様のためにも新たなルール整備を急ぎたい。3つ目は、データを分析、活用できる人材の採用と育成の強化。データ群はそのままでは価値がない。それらを分析して有意義なデータに変換し、それをビジネスに活かす人材の育成だ。
ソウルドアウトグループは、皆さんの挑戦を待っている。
どう挑んで欲しいのか?私は3つの挑戦を挙げたい。まず、日本中の中小・ベンチャー企業の成長を「本気で支援したいと想う情熱」。次に、課題や目的から最も効果的な提案と施策の道筋を立てる「論理的に考える力」。そして最後に、データを使って「新しい付加価値を創りあげる魂」を持って挑戦して欲しい。次の変化が目の前まできている。その変化を受け止め、楽しみ、そしてソウルドアウトグループと共に、挑戦していこう。